もとは得意だったはずなのに…悔しくて勉強再開
最近、改めて英語の勉強を頑張り始めました。
中学までは英語は得意でした。ラジオ英会話も毎朝、ビジネス英会話まで聞いて、付録(?)でついてるフレーズ集なんかも切り取って単語帳の金属の輪っかで束ねて覚えたりして。
でも高校に入ってすぐ「5文型」が出てきて、速攻でつまづきました。今まで楽しく感覚的にできてたものが、小難しい文法用語がたくさん出て来てすっかり苦手になってしまいました。
それでも高校卒業後も、英語の勉強は細く長く続けてきた(大学でも外国語専攻だったし)。いや、細く長くと言うよりは、途切れ途切れに、ですかね。張り切って勉強していた時もあれば、全くやっていなかった時期もあるので。
でもとにかく、勉強は学生の時止まりの人もたくさんいるはずの中で、そこそこ勉強を続けて来た方だと思っているのです。
それなのに…未だに簡単な日常会話もままならない…!
悔しい、情けない、と自分自身で思うのはもちろん、会社ではなぜだか「英語そこそこできる人」と認識されていて時々英語に関する質問をされるので、答えられないとちょっと気まずい…。調べるなりして、分かる範囲内で答えてはいますが。
何よりできないままだと「今まで費やしてきた時間は何だったのか…?」と思っちゃいますしね…。(※サンクコスト効果かもしれない…。)
※投資した時間やお金、労力などを無駄にしたくないという心理が働き、合理的な判断を妨げる現象。
そんなこんなで、せめて日常会話くらいは…欲を言えば、万が一海外の仕事を受注した場合に自分一人で対応できるくらいに…会話ができるようになりたいと思ったわけです。
勉強してきたのに話せない自分に足りないのは?→アウトプット!
自分に足りないものはなんなのか?それは完全にアウトプットだろう…。
勉強しようと思うと、どうしてもインプット中心になってしまう。インプットすると新しい情報に触れるので楽しいし、ためになった!と、それだけで満足してしまう。でもそれを使える状態に至っていないんですよね。そして使わないと、せっかくインプットしたものもすぐに忘れてしまう。
それと、インプットってある意味勉強としてはラクなんですよね。勉強しようという気持ちや姿勢自体は積極的だけど、何も考えずに情報を流し込むだけだと勉強のやり方としては受け身というか。少なくともインプットをする中で「できない!」と思うことはあまりないですよね。
一方で、アウトプットしようとすると脳にものすごく負荷がかかる感じがします。思い出せそうで思い出せない、勉強したはずなのに出てこない…。そういうストレスがあることで記憶には定着し成長していけるはずだけど、できない自分を認められなくて、向かい合えなくて、避けてきた。
そうやってできない自分を恥じて見過ごして、ミスを恐れて挑戦してこなかったんだと、分かっています。だから今度こそ、できないことに目を背けずに、たくさんアウトプットしてたくさん失敗しながら勉強していこう思います。
1人で英語アウトプット① 英単語を「使える」レベルに引き上げる
さて張り切ってアウトプット…と思っても、自分一人でアウトプットするのって結構難しいですよね。独り言や考え事を全部英語で言うっていうのがあるけど、これは今の自分のレベルにはあまり合わないようです…というのも少なくとも自分の場合は、言葉を使って考え事しているワケなので、使いこなせない言語ではそもそも考え事が上手くできないということが判明しました。
そう考えると言葉ってやっぱりすごい。言葉を知らないと、それについて考えを深めることはできないんだな…。言語好きな私には、言語の威力を実感する、ある意味嬉しい発見です(笑)
知っている言葉の範囲でしか考え事ができないなら、その範囲を広げなければいけない。となると、やはり語彙力が必要ですね。語彙が増えてきたら、基本の英文法(苦手…)。
語彙はそんなに少なくないと思うけど、Passive vocabulary(読んだら聞いたりして意味がわかる単語)に対してActive vocabulary (実際に話す・書く時に使える)が極端に少ない気がする。この差を埋めて、分かる単語ではなく使える単語に昇華させていくことが重要になりそうです。
そこで随分前に買った単語帳を引っ張り出してきました!この単語帳は、単語が「使える」こと、話せるようになることにフォーカスした内容になっていてとても良いんです。以前は自分の取り組み方が中途半端だったので未だに使えるレベルに至っていないけど、本の通りに真面目にやればとても効果的な練習になるはず。
付属音声では単語が日本語→英語の順で収録されていて、音源で英語が流れる前に答える、というもの。単語パートとフレーズのパートがあります。
単語もフレーズも、見れば簡単な英語なのですが、音声では日本語→英語間のポーズがほとんどないのでこの間に英語で答えるのがなかなか難しい!発声するまでの「瞬発力」が必要なんです。
日本語を聞く→意味を理解する→理解した内容を英語にする→発声する
というプロセスをこんな秒速でできるのか…?と思ってしまうんですが(汗)母国語を話す時には日本語⇔英語の変換はないけれども、とはいえ考えを瞬時に言葉として発しているワケで、瞬発力を鍛えるこの練習は効果がありそうだ!と実際やってみて感じられます。インプットだけの勉強や時間制限のないアウトプットに比べて、良い意味で脳に負荷がかかっている感じ。私は筋トレもしますが、筋トレ同様「鍛えられてる」感覚があって、筋肉痛が快感的な感じで疲れるけどやりがいがある(笑)
このシリーズの単語帳が2冊あるので、まずはこれでActive vocabularyを増やします!
1人で英語アウトプット② シャドーイングで「リズム感」をたたき込む
もう一つは、発音練習。「“L”と“R”の違い」といった局所的な発音ではなくて、文章を通しての発音。オーソドックスですが、シャドーイングで徹底的にネイティブのマネをする練習をしています。
私の場合、単語レベルでは正しく発音できるのですが、文章として読んだ時に流暢さに欠けるというかあまり英語っぽく聞こえない感があります。なぜなのか?
それはおそらく、英語の「リズム感」がつかめていないのが原因だと思っています。英語は、例えば冠詞や重要度の低い単語は会話ではものすごく弱く発音されるようで、それが日本語とは違う独特なリズム感を生んでいる気がします。これを全て発音記号通りに発音すると英語っぽくなくなってしまう。
過去にもリスニング教材などでシャドーイングはよくやっていましたが、英語教材として作られている音声ならスピードもゆっくり、どの単語もはっきりと発音されるので、これをマネするのは割と簡単。しかしスピードが上がれば上がるほど一部の単語が弱く発音される傾向は強くなり、これを上手くマネしないとリズムが崩れてスピードに乗れなくなるのです。
それともう1点、日本語と英語ではアクセントのつけ方が違って、これも英語らしく聞こえるかどうかのポイントではないかと思います。
英語の授業で「アクセント記号がつくところは強く読む」って習って、違和感ありませんでしたか?「強くってどゆこと?高く読むんでしょ?」って思った人、私以外にもいますよね?まさにそれが言語間のアクセントの違い。
日本語は音の高低差によってアクセントをつける「高低アクセント(ピッチアクセント)」なのに対して、英語は強弱でアクセントをつける「強弱アクセント(ストレスアクセント)」。確かにピッチも高くなるけど、実際に強く発音されているんです。だから息を気持ち強く出すように発声すると、英語らしく聞こえるようになる。と、これは何かで見たか聞いたかしました(笑)
シャドーイングではこの「リズム感」「アクセント」の2点を意識して練習しています。
私は練習には、YouTubeなどで英語ネイティブスピーカーが1人で話しているタイプの動画を使っています。動画はテロップつき、できれば自動生成ではなく投稿者自らつけてるテロップがあるものだとなお良いと思います。(一度自分で書き起こしたらめちゃくちゃ大変で肝心の発音練習になかなか辿り着かなかった…。)でもあくまでも英語を「読む」のではなく「聞こえた通りに発音する」のが重要です。
発音も、多分筋トレに似ています(再び(笑))。母国語にない発音をするには、発音するための筋肉を鍛えて上手く使えるようにする必要があります。練習すると、だんだん慣れて上手く筋肉を使えるようになってきます。そしてもちろん、知識を仕入れるばかりで実際に発声しないとできるようにならない。
シャドーイングは多くの英語上級者もおすすめしている学習法ですし、インターネットのおかげで無料で簡単にネイティブの英語を聞くことができるので、やる価値は大いにありそうです。
私に必要な勉強まとめ
スムーズに英会話ができるようになるためには、
- 素早く英語で表現できる語彙力と瞬発力をつけること
- 英語のリズム感をつかみ、滞りなく滑らかに発音できること
この2つが必要なのではと思ったので、まずはこの2つのアウトプットの練習で、脳に負荷をかけながら英語力を鍛えていきたいと思います。
他にもアウトプット方法はたくさんあるはずですし、学習の段階に応じて効果的なやり方も変わってくるはず。最初の2つができるようになって来たら、次のステップの勉強方法も考えていきたいです。1人でもできる良いアウトプット方法があれば教えてください。
そしていずれは1人ではなく「相手と」会話できるように頑張ります。
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