いつか世界中を旅したいという熱意を忘れないために、いつか行きたい旅行の計画を立てよう。
私がその記念すべき第1弾の行き先として選んだのはズバリ…「ジョージア」です!
第1弾からいきなり、ちょっとディープな旅行先に決定(笑)
そして既知情報が少なすぎで、書き始めるまでのリサーチに随分時間がかかってしまいました。
ではなぜ私がジョージアを旅行先に選んだのが?その理由も踏まえて、私が考える「私のベストジョージア旅行プラン」をお披露目します!
私がジョージアに行きたい理由
私がいつかジョージアに行ってみたいと思っている理由…それは、
「ジョージアはワイン発祥の地と言われているから」です!
ワインが有名な国と言われて思い浮かべるのは、フランスやイギリス、スペインなど、西ヨーロッパの国が多いですよね。
でも実はワイン発祥の地と言われているのはジョージアで、8000年前にはすでにワイン造りが行われていたということが考古学の発見によって裏付けられているのです。
しかも今でも古代から変わらない「クヴェヴリ」という大きな壺でワインを醸造しているのだとか。
ちなみに近年ブームになってきている「オレンジワイン」も、原点はジョージアワインです。
いつかワイン発祥の地ジョージアで、クヴェヴリで造ったワインを飲みたい!!
そんなわけで、ワインの歴史をたどり、ワインの起源に迫る。そんな旅にしたいと思っています!
ジョージアの基本情報
首都 トビリシ
宗教 キリスト教が多い(ジョージア正教)。
言語 公用語はジョージア語。
通貨 ラリ(Lari、GEL)、補助単位にはテトリ(Tetri)(為替レート:1ラリ=100テトリ=約54.65 円(2025年8月時点))
ビザ 観光目的であれば最長360日までビザは不要。
滞在登録 1年以内の滞在であれば不要。
日本からのフライト時間
日本からジョージアへの直行便は現在運航しておらず、乗り継ぎが必要。主要な経由地は、ドバイ、イスタンブール、ドーハなどで、所要時間は約14〜17時間。
時差とサマータイム 5時間(日本のほうが5時間進んでいる。)
電圧 220V
周波数 50Hz
プラグ ヨーロッパCタイプ。
治安情報
首都トビリシをはじめ、治安は安定している。
●ツヒンヴァリ/南オセチア及びその周辺地域、アブハジア及びその周辺地域
レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(継続)
●ロシアとの国境周辺地域
レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続)
今回のジョージア旅行で絶対に外せないスポット
私がジョージアは旅行で絶対にやりたいことは次の2点。
- クヴェヴリ(壺)でワインが醸造されている様子を見る
- 伝統的な製法で造られたワインを現地の料理と一緒に楽しむ
クヴェヴリは地面に埋めて使うこともあれば、地上で使うこともあるなど、同じクヴェヴリ製法でもいろいろな造り方があるようです。
ワイナリー以外にも、旅程にはワインに関わりのある場所をたくさん盛り込みたい!
地域別に、行ってみたい場所をピックアップしてみました。
首都トビリシ
トビリシはジョージアの首都。
その名の由来は「トビリ=あたたかい」で、温かい水(=温泉)が湧いていたことからこの名前がついたとされているのだとか。
温泉のほかにも、世界的に有名なアール・ヌーヴォー建築の数々、教会やモスク、ユダヤ教のシナゴーグなどが入り混じる多様性にあふれる街並みなど、トビリシだけでも見てみたいものがいっぱいです。旧市街にはワインバーや伝統的なワインセラーが点在しているらしく、ジョージアのワインと文化、両方しっかり感じられそうです。
シオニ大聖堂
4世紀にジョージアにやってきたというキリスト教の伝道師、聖ニノの十字架が保管されている大聖堂。聖ニノは2本のぶどうの枝を自分の髪の毛で結えて十字架を作り、キリスト教を布教したといいます。
この十字架はジョージアの人々にとって、キリスト教とワインやブドウとの関係を示すシンボルなのだそうです。ワイン好きとしては見逃せません。
6世紀に創建された由緒ある教会ですが、侵略などの被害でたびたび再建され、現在の建物は13世紀のジョージア黄金時代からのもの。
聖堂内のフレスコ画は19世紀以降に描きなおされたものだということですが、壁や天井をフレスコ画で覆われた空間、ぜひ訪れてみたい!
女性は頭にスカーフを巻く必要があるようです。現地で購入して手荷物に入れておけば、実際に使えてお土産にもなり一石二鳥でよさそうですね!
トビリシワイン博物館・ジョージア国立博物館
トビリシワイン博物館は8000年以上の歴史を持つジョージアのワインの豊かな歴史を探求できる博物館。考古学的発掘で発見された、ジョージアのワイン製造の伝統と技術を明らかにする展示物が多数あるそうです。
ワインのボウルやジョージアワインを醸造する壺・クヴェヴリ、そしてなんとぶどうの種まであるそう!
ジョージア国立博物館には紀元前6,000年頃のものと推測される土器で、世界最古のワイン容器が展示されています。
ワイン好きならどちらも見逃せませんね!
料金:15GEL
定休日:月曜日
営業時間:12:00〜20:00
カヘティ地方
カヘティ地方はジョージア最大のワイン産地。カヘティ地方がジョージアワインの総生産量の70%以上を占めています。
さらに国内にある32のPDOのうち20のPDOがカヘティ地方にあります。PDOとはEUのワイン法における原産地呼称保護制度の一つです。
日本でもPDOに似た制度、GI(地理的表示)制度というものがあります。これは例えば「夕張メロン」や「神戸ビーフ」のように、特定の地域を産地として冠することができる産品のこと。生産する上で一定の基準を満たしていないと、この名称で呼ぶことはできないんです。
つまりEUのワイン法で認定されたお墨付きのブランドワインの産地が、カヘティ地方に集中しているということですね!
ジョージアワインを知るためには絶対に訪れたいのがカヘティ地方です。
シグナギ
標高800メートルの丘の上に造られた街。広大なアラザニ渓谷を見下ろす丘の上の立地、石畳の道、エレガントなテラコッタタイルの歴史的建造物を誇る、趣のある街です。
周辺にはたくさんのブドウ畑があり、カヘティのいろいろなワインが集まっているのだとか。
フェザンツ・ティアーズは有名なワイナリーで、ルカツィテリ、サペラヴィ、キシなどジョージアを代表するぶどう品種のワインを造っているそう。
レストラン、クレイジー・ポメグラネートの経営もしており、コーカサス山脈を背景に広がるぶどう畑の絶景を眺めながら食事とワインを楽しめるそうです。憧れますね…。
郊外には、前述のキリスト教の伝道師・聖ニノが眠る、ボドベ修道院もあります。
イカルト・アカデミー
6世紀後半に創立されたイカルト修道院に、12世紀に設立されたのがイカルト・アカデミー。神学や天文学をはじめあらゆる学問がここで教えられ、その中にはぶどう栽培とワイン醸造などの技術まであったといいます。
イカルト・アカデミーはおそらく、世界最古のワイン醸造学校なのです!
敷地内では数多くの古代のクヴェヴリ(壺)や、地面に埋められたクヴェヴリの穴が並ぶマラニ(ワインセラーのこと)が見られるのだとか。
アラヴェルディ修道院
近年、11世紀の巨大なワインセラーが発掘されたというアラヴェルディ修道院。ワインセラーが修復され、2006年に修道士たちによって再び修道院ワインの醸造が始まりました。
広大な敷地内では100種類以上のぶどうが栽培され、ワインは古代からの伝統的なクヴェヴリ製法で醸造されているそう。
修道士の手で造られる神聖なAlaverdi Monastery Cellarのワイン、ぜひ飲んでみたいものです。
イメレティ地方
カヘティ地方に次いで2番目に大きなワイン産地で、近年注目度が高まっておりイメレティ地方。
東部の乾燥したカヘティ地方に比べ湿潤で温暖、栽培されるぶどう品種もカヘティとは異なります。
イメレティ地方もクヴェヴリ・ワインで知られていますが、クヴェヴリの名産地でもあるそうです。クヴェヴリはこの地域ではチュリと呼ばれます。カヘティ地方のクヴェヴリは地面に埋めて使われますが、イメレティ地方では地上に設置して使われるのだとか。
料理もワインも重めなカヘティ地方に対してイメレティ地方は軽めと言われており、地域による違いを楽しむのもよさそうですね。
クタイシ
トビリシに次ぐジョージア第2の都市。ジョージアの中央辺りに位置し、国際空港があってアクセスも良く、バグラティ大聖堂やゲラティ修道院など見どころもたくさんあります。
クタイシから車で40分ほどのところにあるバグダティには、イメレティ地方で2番目の産地呼称であるPDOオブチャがあります。
2024年12月に認定されたばかりのPDOオブチャも、この地域のワインが注目される理由の一つになっているのかもしれません。
テーマから外れるけど行ってみたいジョージアのスポット
ワイン発祥の地でワインを飲みたい!
その一心でジョージアについて調べはじめたのですが、調べれば調べるほど、ワイン意外にもジョージアにはたくさんの魅力があると分かり俄然興味が湧いてきました!
ここまで挙げた場所だけですでにかなりの日数が必要になりそうですが…(汗)せっかくジョージアに行くなら、ワインというテーマからは外れるけどぜひ行ってみたい!というところもピックアップしてみました。
古都ムツヘタ(トビリシの隣町、世界遺産の町)
5世紀にトビリシに首都が移動するまで、首都は隣町のムツヘタでした。
トビリシから30分ほどのところにあるムツヘタはいわば日本の京都!小さいながらも雰囲気のある街で、「ムツヘタの歴史的建造物群」は世界遺産に登録されています。
世界遺産の対象となっている建造物は以下の3件。
- スヴェティツホヴェリ大聖堂
ジョージア最古の教会で、ムツヘタの街の半分近い面積を占める大聖堂。かつてはジョージア正教の総主教座が置かれていました。
キリストの服が埋葬されていると信じられていて、世界中から巡礼者が訪れるそうです。 - ジュワリ修道院
ジュワリとは「十字架」のこと。前述の聖ニノが、キリスト教が異教に勝利したことを象徴する木製の十字架をこの丘に建てたとされています。
小高い丘の頂上に立つ修道院からはムツヘタの街を見渡すことができ、下から見上げても壮観。 - サムタヴロ教会・修道院
聖ニノによって改宗したイベリア半島初のキリスト教徒の王、ミリアン3世が、聖ニノの死後に建設したという教会。ミリアン3世と王妃ナナが埋葬されている墓もここにあります。
首都トビリシから気軽に行けるムツヘタにはレストランもたくさんあるそう。由緒ある古都なので、ここで結婚式をするカップルも多いのだとか。
さらにムツヘタ近郊にも気になる場所が。
- グラミシュビリス・マラニ
ムツヘタ近郊のサグラモにあるワイナリー。「建国の父」とまで言われるジョージアの偉人イリア・チャヴチャヴァゼの妻の家族によって所有されていたワイナリーです。
ワイナリー内の見学や、地元産のワインの試飲もできるとのこと。伝統的な内装のレストランもあり、そこで多彩な料理と極上のワインをいただくというのも素敵ですね! - ぶどうの苗を管理する施設(正式名称不明)
サグラモからさらに少し行ったジガウラに、ぶどうの苗を管理、研究する施設があるそうです。500を超えるブドウ品種が管理されており、ジョージアのワイン造りにも大きく貢献しているのだとか。
しかしいくら調べても、この施設の情報に辿りつけません。一般人が入れるような施設なのでしょうか…。追ってリサーチが必要です。
この他にも行ってみたいところはまだまだありますが、たくさんありすぎてキリがありません!(笑)
今回は「ワイン」というテーマに沿った旅行ということで、ほかは別の機会に行くことにしましょう。
次は、ここまでに挙げたスポットを中心に、具体的な旅行計画を立ててみたいと思います♪
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