ワインってなんとなく「おしゃれ」「かっこいい」というイメージがありますよね。しかしそれゆえ、特別な時にしか飲まないお酒、と思っていませんか?
「ワインと合わせるようなオシャレな料理、家で作らないし」「記念日やクリスマスくらいしか、飲むタイミングがないから」そう思っているあなた、ちょっと待った!
ワインは普段おうちで食べているようなカジュアルな料理と合わせてもいい、もっと気軽に楽しんでいいんです!
この記事では、おうちで食べる普段のお料理×ワインの組み合わせをご紹介します。ワインをもっと気軽に、普段飲みのお酒として楽しんでみましょう。
ワインには洋食!って思っていませんか?
ワインというと、高級フレンチやイタリアンレストランなどで出てくる「洋食」と一緒に飲むお酒、というイメージをお持ちの方も多いでしょう。
だからと言って、洋食以外のお料理とは合わない、なんてことはありません。オシャレなお料理と合わせなければいけない、なんてこともありません!
素材の味を活かしたシンプルな和食や一般的な家庭料理、スーパーのお惣菜やデリバリーピザにだって合わせていいんです。
「餃子には絶対にビールでしょ!」「お寿司には日本酒一択!」最初からそう決めてワインという選択肢をなくしてしまうのも、もったいない。実はワインと合わせても美味しいのに、というお料理はたくさんあります。
まずは固定概念を取り払って、ワインは自由に好きなものと組み合わせていい、ぜひそう考えてみてください。色々な組み合わせを試すうちに、驚くような発見があるかもしれませんよ!
ここからはご家庭で作れる・食べられるお料理と、それに合うワインの組み合わせを、私の独断と偏見でご紹介します。
これなら家でもできる!おうちごはん × ワインのアイデア4選
お好み焼き・たこ焼き ×凝縮感があるミディアム〜フルボディ赤ワイン
これぞB級グルメの王道!ソースの香りが食欲をそそるお好み焼き・たこ焼きにワインというのは意外に思う方も多いのではないでしょうか?でもこれが結構イケるんです!
ポイントは、ソースに合わせてワインも濃厚な味わいのものを選ぶこと。ミディアム〜フルボディのしっかりした赤ワインなら、ソースたっぷりの濃い味にも負けずお料理を引き立ててくれます。
個人的には、重めで濃厚だけどタンニン(渋み)が強すぎず、果実がギュッと凝縮したような濃厚でコクのあるワインがおすすめです。
おすすめブドウ品種
ジンファンデル、マルベック、ネロ・ダヴォラ、ドルチェットなど
餃子 × ライトボディのさわやか白ワイン
餃子にはビール!はもちろん合うんですが、白ワインと合わせても美味しいんです!
ビールのような感覚で飲むなら、ライトボディの爽やかな白ワインがおすすめ。シャープな酸味のある爽やかなタイプのものを選べば、たっぷり油を使って焼いた餃子もさっぱりと美味しく食べられます!
野菜が多めの餃子なら、グリーンな香りのあるソーヴィニヨン・ブランのワインもいいですね。スパークリングワインも合いますよ。
おすすめブドウ品種
ソーヴィニヨン・ブラン、ガルガーネガ、シュナン・ブラン、アルバリーニョなど
カレー × フルーティーでやや重めの白ワイン
カレーにはワインどころか、そもそもお酒を合わせないという人も多いかもしれません。しかしこれが意外にも合います。
ワインは辛口でもやや甘味があっても美味しいですが、あまり軽すぎない方が良いと思います。ミディアム〜フルボディでフルーティーさがあり、酸がまろやかなものがおすすめです。
私のイチオシはゲヴュルツトラミネールというブドウ品種のワイン。「ゲヴュルツ」はドイツ語で「スパイス」という意味があり、白胡椒やコリアンダーのような香りがあります。スパイスの効いたカレーとは相性バッチリですよ。
おすすめブドウ品種
ゲヴュルツトラミネール、リースリング、ヴィオニエなど
エビチリ × フレッシュな果実味のあるライトボディの赤ワイン
ぷりっとしたエビの食感に、甘酸っぱくほんのり辛味のあるソースが美味しいエビチリ。お酒が進みますよね。
そんなエビチリには、果実味が豊かなでライトな赤ワインはいかがでしょうか。渋みは控えめ、酸は適度に感じるけれども強すぎないくらいのものがおすすめです。ワインの爽やかな果実味が、甘酸っぱいチリソースにマッチします!
ちなみにロゼワインとの組み合わせもおすすめ。エビ=海の幸なので、例えばフランスのプロヴァンスなど海沿いの地域のロゼワインと合わせるのもいいですね。
おすすめブドウ品種
グルナッシュ、サンジョヴェーゼ、プリミティーヴォ、ネグロ・アマーロなど
ワインはもっと日常的に、いつものおうちごはんで楽しんでいい!
いかがでしたか?「そんな組み合わせもアリなのか!」「手の込んだ料理を作る必要はないんだ!」そう感じていただき、ワインを気軽に手に取っていただければ嬉しいです。
特別な日に飲む特別なワインも美味しいですが、そんなにかしこまって飲む必要はありません。むしろ普段の食事にプラスすることで、日常をちょっと豊かにしてくれる。そんな存在だと思っています。
ぜひ、今日の夕食にはどんなワインが合うかな?と考えて試してみてくださいね。
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